代表理事会長
田中 稔彦
「One for all,all for one」~地域連携による未来と新価値創造を~
熊本地震や熊本豪雨などの災害は私たちに大きな試練を与えています。熊本県工業連合会は、その大きな特徴である組織の強みを生かして、復興に寄与すべく取り組んできました。まだ道半ばではありますが、社会のサプライチェーンを守り抜くために、その役割は大変重要となっています。単独では難しいことが、組織だから乗り越えられる。
まさに "All for one" の目指すところです。
一方で未だ収束が見えないコロナ禍は、これまでの常識を覆す変化をもたらし、事業のあり方も大きな転換を迫られています。必然的に到来したデジタル社会は、働き方だけでなく私たちの価値観さえも覆すとの指摘も少なくありません。競争原理に基づいた資本主義社会から、共存を原理とする新しい価値観へのシフトが進んでいるとも言われています。
さらにコロナ禍による社会変容は世界的に急激に進み、かつて経験したことのない新常態を模索する事態になっています。工連会員にもその影響を受けておられる方も多いと思います。
コロナ禍という特殊要因とはいえ、新しい価値観へのシフトは、危機と機会の双方をもたらすものです。災害を経験した私たちは、助け合う共助の力によってこの事態を乗り切る先駆者となり得ると言えるのではないでしょうか。未知の領域への挑戦だからこそ、会員企業や学術、官公庁、金融、地域、の枠組みを超えて、模索しながら助け合うことの重要性が高まっています。
熊本県工業連合会は、そのような活動を具体化するステージの役割を担っています。もちろん主役を演じるのは、それぞれの会員です。
社会という「観客」に向けて、一人ひとりが素晴らしいパフォーマンスを発揮する、それが "One for all" の目指すところです。
一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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令和6年度
一般社団法人熊本県工業連合会役員名簿
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役職
氏名
企業・団体名
職名